平成16年9月の『ご家族へのたより
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     平成16年9月のたより

     お元気でしょうか?

     去る8月21日から28日まで、カンボジアへ行ってきました。

     (財)佐賀県国際交流会主催のスタディーツアーで、古川康知事を団長に総勢17名が参加しました。

     カンボジアは国土面積が約18.1万平方キロメートル(日本の約1/2)。人口は約1,400万人。

     タイ、ラオス、ベトナムに接した国です。


     タイとの国境には今なお約1000万ケの地雷が埋められ、
     ベトナムとの国境沿いにはベトナム戦争で、米軍が爆撃した不発弾が約400万発あるそうです。

     地雷では毎日平均約2人が犠牲になっているということでした。


     私たちはシェムリアップにある世界遺産のアンコールワットを視察しました。

     入場の際には専用のパスポートが必要で、入場料金が40$/人かかります。

     現地の人の日給が1.5$ですので相当高い金額になります。


     また私たちが歩きながら視察していたら警備員が数人近寄ってきました。

     何だろう?と思ったら身に着けているPolice Nationaleバッジ、手帳を
     買ってくれと言うのです。さすがにこれには驚きました。


     武雄市出身の一ノ瀬泰造さんの記念碑にも行って来ました。

     ポルポト政権時代に戦場カメラマンとして活躍されましたが、
     残念なことに28歳の若さで命を落とされました。

     しかし記念碑を今でも現地の人が守ってあり、たくさんの日本人がこの記念碑を訪れていました。


     当社がボランティア活動でお手伝いしているリング村の学校(カンボジア日本友好学園)へ行きました。

     ことし7月に石井直樹くんが現地で調整してきてくれた太陽光発電システムは、
     しっかり役目を果たしてくれていました。

     学校では先生、生徒との交流を楽しみました。


     翌朝、生徒と一緒に近くにある市場へ朝食に向かいました。

     10年生の生徒と歩きながら、
     彼に「学校を卒業したら何をしたい?君の目標は何ですか?」と質問したら、
     生徒は「私は外交官になりたい。
     外交官になってこの国を良くし、両親に楽をさせてあげたい・・」と目を輝かして返事をくれました。


     この生徒は自宅が遠いため、学校の近くにバナナの葉で作った小屋に住んでいます。

     小屋の中を見せてもらいましたが、
     バナナの葉の壁には三角関数の定義や難しい数学の方程式が紙に書いて貼りだされていました。

     夜は灯油ランプの明かりで勉強をしているということでした。


     私はこの生徒の話、姿、目の輝きをみてこう思いました。

     私たち日本人は自分が住んでいる「生活環境のものさし」で貧困を判断しているのでは?。

     カンボジアは確かに物質的には貧しいかもしれませんが、
     人として大事な「心」は非常に豊かだと感じました。


     今回スタディーツアーに参加して改めて日本のよさ、悪さを知ることができました。

     また機会があれば私だけでなく、社員のみなさんにも経験してもらいたいと考えています。

     まだ暑さが続きます。体調には十分ご注意ください。


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