「心を和ませた生徒の心遣い  「アスナロ」の過去情報へ戻る

          
2004年12月27日(月)

       知人のUさんから聞いた話です。

       ある日の午後、スーパーに買い物にゆきました。

       レジを待つ列の中に小学生の小さな兄妹がいました。

       アルバイトの高校生が忙しくレジをたたいています。

       やがて兄妹の順番がきて、レジを打つ高校生が「109円です」と声をかけました。

       そのとき兄ちゃんが「100円しかない」とコイン一枚をさしだしました。

       高校生は少し考え「じゃ、100円でいいよ」とお金を受けとりレジに打ちこみました。

       9円はどうするのか、とても心配になりました。


       つぎはUさんの番です。

       高校生は左手で財布のなかの小銭9円を探しているようです。

       とっさに私は「おばちゃんがだしてあげる」と9円を手渡しました。

       突然のことで高校生は驚きましたが「ありがとうございます」と素直に受取ってくれました。

       アルバイト代から足りない9円を工面して、
       小さな兄妹の望みを叶えてあげようとした高校生の行為に私は、強く心を打たれましたと、
       Uさんが私に、ことの始終を語ってくれました。


       悲しい事件が多いなかで、素晴らしい高校生もいるのだと思い、
       Uさんのお話をご紹介する気になりました。 

       平成16年12月24日 佐賀新聞 ひろば 掲載。


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