「分校の生徒に先生の心届く  「アスナロ」の過去情報へ戻る

          
2004年12月16日(木)

       バイオリン奏者のKさんと私は小さな演奏会をしています。

       武雄市内のN小学校でバイオリン演奏会をしたときのことです。

       先生、生徒合わせて一五〇人の小さな学校です。

       演奏会が無事に終わって一息いれているとき、

       音楽担当のE先生が「分校の生徒たちに聞かせてよかった」
       「遠い分校の生徒まで呼ぶかどうか、はじめはとても迷いました」
       「しかし、六人の生徒に聞かせてとてもよかった」と、いまは悩みが晴れた胸のうちを打ちあけられました。


       遠い分校で一年生二人と二年生四人が学んでいます。

       その生徒たちも会場に駆けつけたことを私は、お話を聞いてはじめてしりました。

       目の前でバイオリンの素晴らしい音色を聞いた六人の生徒たちの、
       さまざまな表情が私の脳裏に浮かびました。

       そしてE先生の暖かい思いやりの心が、
       生徒たちにきちんと届いたと、私たちまで嬉しくなりました。


       学校を去るとき一人の生徒が近づいて「ピコ演奏会ありがとう」と、私に声をかけてくれました。

       「ありがとう、しっかり勉強してね」と生徒を励ましながら学校をあとにしました。

       さわやかな一日でした。
                         
       佐賀新聞 「ひろば」 2004年12月16日 掲載。


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