「異文化を体験、意識が変わる」 (「アスナロ」の過去情報へ戻る)
2004年8月19日(木)
「ぼくは米国へ二年間留学します!」とMくんが、先日あいさつにきてくれました。
「アリゾナ州西部の短期大学で英語と経済を学び、将来は商社マンになります」と、
留学の決意を語ってくれました。
私が出会った六年前の彼は、シャイで集会の際に人前で話すことなどとてもできません。
その彼が大学を休学してボランティアとしてカンボジア王国の電気のない寒村に一年間、
二人の日本語教師の一人として派遣されました。
いままで経験のない共同生活を通して、生きる、耐えることをいや応なく体験したのです。
日本では想像もつかない極貧な耐乏生活を自力で支えながら彼は、
カンボジアの中学生に日本語を一所懸命に教えたのです。
夏休みはタイ、ラオス、ベトナム、バングラデッシュなど周辺国の一人旅を通して、
異文化とカルチャーショックを受けたのです。
アジアの実情を学び、意識が大きく変わってゆきました。
いま若い自分に求められているものは何かを彼は強く自覚したのです。
大きな羽をひろげ大ワシが飛びたつかのように彼は、力強く米国へ飛びたってゆきました。
2004年8月18日 佐賀新聞 「ひろば」に掲載